フレッツ光で無線LAN接続している場合、二重ルーターになっている可能性があります。これは、ポート開放ができない原因の1つです。そこで、二重ルーターの見分け方、解除方法をまとめてみました。
二重ルーターとは
ルーターとは、ネットワークの間を相互に接続する通信機器のことです。
二重ルーターとは、インターネット接続で、2つのルーターが存在し、外部から、その2個のルーターを通してPCに接続されている状態をいいます。
下記のような現象や、設定の場合、二重ルーターになっている可能性があります。
- 無線LANを後から追加した
- 無線LANの通信速度が遅い
- あるサイトで固まってしまう
- YahooBB(ADSLなど)からFTTH(フレッツ光プレミアム、Bフレッツなど)に乗り換えた
- Port開放(ポート開放)ができない、うまくゆかない
- P2P(Winny, Cabos, uTorrent, Share, Perfect Dark:PD, Bitcometなど)の接続がうまくできない
- PSP(PlayStation Portable:プレイステーションポータブル)がつながらない
以前、私の環境は、YahooBB(ADSL)と市販の無線LANでPCに接続していました。現在は、NTT東日本 ひかり電話対応 フレッツ光 Bフレッツに乗り換え、既存の無線LANでPCに接続しています。
YahooBB ADSLの代わりにリーチDSL、Bフレッツの代わりにNTT西日本のフレッツ光プレミアムでも同様に考えられます。
Bフレッツの場合は、CTUはないですが、フレッツ光プレミアムは、CTUがモデムルーターになります。 CTUとは、NTT西日本のフレッツ光プレミアムで使用する加入者網終端装置のことで、インターネット接続を管理する機器、つまり、BフレッツでいうところのPR-200NEにあたります。
2重ルーターを解除したのは、無線LANの設定を変更して、ポート開放を試みましたが、うまくできなかったことです。いろいろ調べてみると、二重ルーターになっていることがわかりました。1つのルーターをいくらポートを開放しても、もうひとつのルータが閉じているので、意味がなかったのです。
Yahoo! BB ADSLでレンタルしているモデムは、ルーター機能がないため、問題はありませんでした。ADSLから光接続に変更した場合、フレッツ光のモデムは、ルーター機能があるため、知らずに、2重ルーターになってしまったのです。
二重ルーターの確認方法
WindowsXPの方法で説明しますが、Vistaの場合もほとんど同様の操作でOKです。
- コマンドプロンプト画面を出す(スタート、すべてのプログラム、アクセサリ、コマンド プロンプト)
- コマンドプロンプト画面で、あるサイトに接続する経路を表示してみる(tracert)
たとえば、グーグルに接続する場合、コマンドプロンプトで、
tracert www.google.com
と入力し、リターンする。上記は、"tracert 66.249.89.99"でもOKです。
1 3 ms 1 ms 1 ms air.setup [192.168.11.1] 2 4 ms 1 ms 1 ms ntt.setup [192.168.1.1]
上記のような表示が出てきます。最後の数字(アドレス)に着目し、192.168などは、ローカルアドレスなので、上記のように2つ表示されていると、二重ルーターであると判断できます。逆に、二重ルーターではない場合、2番目に表示されるのは、fletsなどのプロバイダーの名前になります。
二重ルーター解除方法(ブリッジ接続法)
二重になっているルーターのどちらかを無効にする方法です。
- 電柱
- 光ケーブル(WAN側)
- PR-200NE(モデムルーター NTT東日本 ひかり電話対応 フレッツ光 Bフレッツ)
- LANケーブル
- WBR-G54(無線LANルーター AirStation:エアステーション BUFFALO:バッファロー)
- 無線電波
- PC(パソコン)
という接続になっている場合、無線LANルーター(WBR-G54)をブリッジ接続にし、二重ルーターを回避します。
ブリッジ接続とは、簡単にいえば、ルーター機能を使用しないで、HUBとして使用し、2つの機器をつなぐ(同一のセグメントとして結合する)方法で、上記の無線LANルーターを、単なる、無線HUB(無線をとばすだけの機器)にすることです。
二重ルーターを回避する前に、速度がどのくらい変わったのかをチェックするため、現在のネットワークの回線速度(通信速度)を、SPEED TEST(スピードテスト)などで、測定しておくとよいです。二重ルーター解除後、再度、測定することで、通信速度の変化を確認できます。
WBR-G54の無線LANルーターをブリッジ接続にするには、ルータ機能を使用しないでHUBとして利用する方法/ブリッジ接続の設定方法(ルータ内蔵モデムや、別のルータを使用する場合)も参照してみてください。
二重ルーター解除の手順で、よくあるエラーが、「そのアドレスは指定できません。設定でエラーが発生しました。やりなおしてください。」と出る場合があります。これは、WAN端子に、LANケーブルが接続されたままになっていることが原因として考えられます。
以下、簡単な手順です。
- tracertで表示された、NTTのIPアドレスを書きとめる
- NTTのIPアドレスの最後の枠の数字を、モデムなど他の機器と異なる値にする(100など)
- WBR-G54で、WAN(フレッツ光 Bフレッツからきている)側に接続されているケーブルをぬく
- WBR-G54には、PCからLAN接続(1番ポート)のみの状態にする
- PCのネットワーク接続を、有線接続にする
- 念のため、WBR-G54の電源を抜き差しして、再起動させる
- AirStationの192.168.11.1にアクセスする(http://192.168.11.1/top.htm)
- エアステーション設定ページをクリックする
- ダイアログのユーザーIDに、rootと入力する
- パスワードがあれば入力する(普通はないのでそのまま)
- アドバンスをクリックする
- LAN設定から、LANポートを選択し、クリックする
- LAN側IPアドレスに、初めに書きとめたNTTのIPアドレス192.168.1.100を入力する
- DHCPサーバ機能を、使用しないに設定する
- PR-200NE(NTTの光Bフレッツ)からのLANケーブルを、WBR-G54のLANポート端子(4番ポート)に接続する
- PCを再起動する
- tracert www.google.comを、コマンドプロンプトで試す
- air.setup [192.168.11.1]がなく、ntt.setup [192.168.1.1]1つになっていれば成功
- PCのネットワーク接続を、無線接続にもどす
設定が終った後に、WBR-G54のAirStationに接続する場合ですが、上記で設定したアドレス(http://192.168.1.100/top.htm)になります。 また、上記のLAN接続のポートは、1番と4番を使っていますが、どのポートに接続してもかまいません。
ここまでが、二重ルーター解除方法になります。私の場合、回線スピードの改善はみられませんでした。しかし、30日間限定オンラインアルバム(30days Album)にログインでき、閲覧投稿ができるようになりました。また、若干PCの起動時間が早くなった気がします。